.ppsf ( ver.2.x ) ファイル 及び .vsqx ファイルの互換性について ( Piapro Studio NT )
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「初音ミク NT」は、VOCALOIDとは異なる新開発の歌声合成方式であるため、「Piapro Studio NT (ver.3.x)」では、.ppsf (ver.2.x) または .vsqx ファイル読み込みに関して、
VOCALOIDと一定の互換性は保ちつつも、NTでの発声に最適となるよう、歌詞その他を変換する仕様となっています。
このため、Piapro Studio (ver.2.x) での VOCALOIDスコアとは完全には一致いたしませんので、ご留意ください。

Piapro Studio (ver.2.x) 時に作成された .ppsf または .vsqx ファイルを読込時に、意図しない自動変換が適用された場合には、お手数をおかけしますが、適宜調整しご対応をお願い致します。

※今後のアップデートで変換時のオプションを追加するなど、引き続き仕様の検討行う予定です。

・同じ母音が連続する場合
「初音ミク NT」では、「同じ母音が隣接し連続するノートの場合」、母音を伸ばしていると判定され、自動で後続ノートの発音記号が長音記号「ー」に変換されます。
また、「同じ母音が隣接していない場合」には、母音の歌い直しとして判別され、後続ノートの発音記号は変換されません。

・E.V.E.C.パラメータが含まれている場合
弊社V4Xライブラリの E.V.E.C. パラメータと、NTライブラリの E.V.E.C. パラメータには仕様/特性が異なるため、
.ppsf (ver.2.x) または .vsqx ファイル読み込みの際、それらの V4X E.V.E.C. パラメータは無視されますので、ご留意ください。

・日本語ライブラリ以外の発音記号が含まれている場合
日本語以外の VOCALOIDライブラリを使用したトラックを含む .ppsf (ver.2.x) または .vsqx ファイルを読み込んだ場合、発音記号の体系が異なるため、そのままでは正しく発音されません。
歌詞を日本語に入力し直していただく必要がありますのでご注意ください。
※そのような場合、ノートが薄い紫色で表示されます。