セットアップでPiapro Studio VSTiの読み込みができたら、さっそくメロディを打ち込んでボーカル音源にメロディを歌わせてみましょう。 ここでは、ボーカルトラック作成から、メロディの作成、歌声の再生、ファイルの保存まで Piapro Studio の基本的な使い方をご紹介致します。 まずは、基本の流れをしっかりマスターしていきましょう。
■ボーカルトラックを作成する
まずは歌ってもらうボーカルを決めましょう。 画面左上にある「+」ボタンをクリックします。
すると、「+」ボタンの下に「 KAITO_V3_Straight 」のボーカルトラックが作成されます。
このように Piapro Studio では必ず歌ってもらうボーカルを決める=ボーカルトラックを作成するところから始めます。
■リージョンを作成する
ボーカルトラックの作成で、歌ってもらうボーカルを用意できたら、次に、歌ってもらうメロディを書くための「箱」を用意しましょう。
※Piapro Studio では、この箱のことを「リージョン」と呼びます。
画面上部のツールバーから鉛筆ツールを選択します。
画像の黄色枠内に、マウスのドラッグでリージョンを書きます。
これで、メロディを書くためのリージョンの用意ができました。
■メロディを作成する
リージョンを作成できたら、歌ってもらうメロディを書いていきましょう。
まずはメロディを書くために作成したリージョンをダブルクリックして、リージョンを開きます。
すると、画面上にピアノの鍵盤を縦にしたような絵と、マス目が表示されます。
※この画面を「ピアノロール画面」と呼びます。
ツールバーから鉛筆ツールに切替えて、マス目上の好きなところにドラッグで音符を書いていきます。
この横に伸びた棒状の音符のことを、Piapro Studio では「ノート」と呼びます。
※縦位置は音程の高さ、横の長さは音符の長さを表します。
■歌詞の入力
ピアノロール上にノートを書くと、最初は全てのノートの歌詞が「ら」となっています。 これを、歌わせたい歌詞に編集していきましょう。
ノートをダブルクリックすると、「歌詞編集パレット」が表示されます。
作成したノート分の歌詞を入力していきます。
OK をクリックすると、入力した歌詞に変更されます。
※Piapro Studio では、このように複数のノートに対していちどに歌詞を流し込むことができます。
■歌声を試聴する
入力したノートと歌詞を歌わせてみましょう。 再生ボタンをクリックすると、赤い縦線の再生バーが動き出します。
この再生バーが入力したノート上を経過すると歌声が再生されます。
停止ボタンをクリックすると、再生が停止されます。
■ファイルに保存する
編集作業をいったん中断したい場合、Studio One のソングファイルとして保存することで、次に作業を行う際に、前回の続きから再開することができます。 Studio One の「ファイル」メニューから「保存」を選択すると現在の状態が保存されます。
※Piapro Studio VSTi は VSTプラグインですので、データは Studio One などのホストDAWアプリケーション側で保存します。
※保存ボタンが実行できない場合は、Studio One 側でなにか編集をすることで、保存が有効になります。
※Piapro Studio のプラグインウィンドウを閉じる、開く操作だけでも編集されたことになります。
作業を再開する場合は、Studio One のスタート画面の「最近使ったファイル」の中から、保存したソングのファイル名をクリックすることで、前回の続きから作業を始められます。
以上が、 Piapro Studio の基本的な使い方の流れとなります。 今後も、各機能に焦点を当てたもっと詳しい使い方や、メロディ制作のポイントなど、みなさんが Piapro Studio を使って楽しく音楽制作ができるように、 Piapro Studio の使い方を随時紹介していければと思います。