Piapro Studio NT プラグインと DAWソフトのテンポ同期について
byKuroda
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DAWソフトで設定されているテンポと、Piapro Studio NT プラグインに設定されているテンポが異なる場合、DAWソフトを再生すると下記のような通知が表示されます。

この状態では、歌声と伴奏が合わない状態となります。
このような場合にテンポを同期させる方法を解説します。


1. DAW側のマスターテンポに Piapro Studio NT側を合わせたい場合

DAW側にも Piapro Studio 側にもテンポチェンジデータが書き込まれていない状態であれば、以下の方法でテンポの同期が可能です。

(A) DAWを曲の先頭(1小節1拍目)から再生します。

(B) または、DAW側のマスターテンポと同じ数値を、Piapro Studio のマスターテンポに入力します。
(例: Studio One 5, テンポ 140.00)


2. DAWソフト側で曲中のテンポ変更を行っている場合

曲中でのテンポ変更を反映させたい場合は、DAWソフト側で、テンポの情報が記録されたMIDIデータを書き出し、書き出されたMIDIデータを、Piapro Studio NTで読み込みます。([ファイル] [読み込み] [拍子とテンポ…] メニュー)

拍子/テンポの情報が記録されたMIDIデータの書き出し方法については、こちらをご覧ください。

<注意>
DAW によっては、テンポチェンジを「スロープ(滑らかに変化)」で表現できるものがありますが、この状態で書き出されたMIDIファイルのテンポ情報は、必ずしも滑らかなテンポの変化を表現できるようにはなっていないため、Piapro Studio に読み込んだとしても、DAW側との完全なテンポ同期が難しいことに留意ください。
このような機能をもつDAWの場合、テンポチェンジを「ステップ(階段状)」に入力し、その状態の MIDIファイルを Piapro Studio で読み込むようにしてください。

ステップ型テンポチェンジとスロープ型テンポチェンジの例 (Studio One)

    ステップ型:テンポは一致     スロープ型:傾斜の分解能が異なるためテンポは一致しない