さきほど、Piapro Studioバージョン0.9.9のアップデータを公開いたしました。
Piapro Studioを起動して、アップデートの確認をお願いいたします。
今回のバージョンアップでは、下記の機能を追加しました。
(1) ピアノロール編集画面の「レイヤー表示」機能
(2) ホストアプリケーションとのテンポ同期機能
(3) マルチサンプリングレート対応
それぞれについて解説いたします。
(1) ピアノロール編集画面の「レイヤー表示」機能
複数のトラックまたはリージョンを選択した状態でピアノロール編集画面を開くと、
それぞれのトラックをレイヤー(重ねて)表示することができるようになりました。
コーラスパートなど、他のトラックとの音程関係を見ながらの編集が容易になります。
※トラックのレイヤー機能を使ったコーラスパートの作成方法については、
特別講座「曲を作ってみよう!」の ㉑ ~コーラスを作る~ で紹介していますので参考にしてみてください。
(2) ホストアプリケーションとのテンポ同期機能
テンポ情報、拍子情報を含む MIDI/VSQ/VSQXファイルをインポートすることで、ホストアプリケーションと、曲途中でのテンポ変化を完全に同期させることができるようになりました。
※ホストアプリケーションから送られてくるテンポ情報には、どうしてもタイムラグが生じるため、リアルタイムにテンポの変化を一致させることは困難です。このため、ホストアプリケーションとPiapro Studioで、同一のテンポ情報を確実に参照するために、ファイルを介した方法を採用しています。
詳しいテンポ情報の作成方法、ファイルの書き出し方法、読み込みと同期の方法については、piaprostudo.com にて、チュートリアル記事を掲載する予定です。
※現在は、Piapro Studio上でテンポ/拍子情報を入力・編集することはできませんが、今後のアップデートで対応する予定です。
(3) マルチサンプリングレート対応
44.1kHz 以外に、48kHz/96kHz のサンプリングレートに対応しました。
※それ以外のサンプリングレートでは、VOCALOIDトラックは正しく発音されませんのでご注意ください。
Piapro Studioからのアップデートを行うことができない場合は、サポートページで公開中の最新のアップデータをダウンロード→インストールしてください。手動にてアップデートすることができます。(アップデータのダウンロードには、KAITO V3のライセンス登録が必要となります)