さきほど、Piapro Studioバージョン0.9.6のアップデータを公開いたしました。
今回のアップデート内容は、先にお知らせした、
- MIDIファイルの読み込み
- Piapro Studioソングファイル形式の読み書き
- リージョン/ノートの複数選択機能の拡張
の各機能に加え、
- .NET Frameworkを使用しないようアップデータを修正
となっています。
自動アップデートを行うことができない場合は、サポートページで公開中の最新のアップデータをダウンロード→インストールしてください。手動にてアップデートすることができます。(アップデータのダウンロードには、KAITO V3のライセンス登録が必要となります)
以下、これらアップデートされた機能を使う際のコツについていくつか説明させていただきます。
【VOCALOID1 MIDIファイル】
レゾナンスなど、VOCALOID1特有のものを除くパラメータがすべて反映されます。
【スタンダードMIDIファイル】(DAWアプリで書きだしたMIDIファイル)
音符の位置と長さ、ピッチベンド、ピッチベンドセンシティビティが反映されます。
ベロシティは、「Piapro Studio の設定」画面での設定値にセットされます。
【VOCALOID2 Editorで書きだしたVOCALOID MIDIファイル】
読み込みは可能ですが、VOCALOID2 Editor で制作したボーカルパートを
読み込みたい場合は、VSQファイルを読み込んで頂くことを推奨します。
Piapro Sutioは、VSTプラグインとして動作するため、
ホストアプリケーション (DAW) のファイル保存機能との密な連動に制限があります。
このため、データ保存には若干のコツが必要でした。
今回のバージョンアップでは、Piapro Studioデータの保存し忘れを避けるために、
DAWが終了する際、またはDAWのソングファイル(プロジェクトファイル)を閉じる際に、
Piapro Studio側に未保存の編集データが残っている場合には、
Piapro Studioソングファイル形式での保存の確認を行う機能を追加しました。
また、上記のタイミングにかかわらず、Piapro Studioの編集データを確実に保存する場合は、
適宜 ppsfファイルを書き出しておくとよいでしょう。
(「ファイル」→「書き出し]→「Piapro Studio ソングファイル」)
その際、DAWのソングファイル名(プロジェクトファイル名)と、
ppsfファイルのファイル名を同じにして、同一のフォルダで管理すると便利です。
ppsfファイルには、オートメーションカーブの直線補間機能など、VSQXファイルには保存されない Piapro Studio独自の情報も書き込まれます。
個人のプロジェクト、または Piapro Studioユーザ同士のファイル交換の際には ppsfファイル形式での保存をお勧めします。