さきほど、Piapro Studio NT2 バージョン 0.9.2.0 アップデータを公開いたしました。
本アップデートでは下記の機能修正・追加を行いました。
本アップデートを適用いただくことで、「ソフトウェアの挙動」や「出力される音声の結果」が変化することがございます。アップデート前に、以下のアップデート内容や「注意事項」に必ずお目通しいただきますようお願い申し上げます。
【追加・変更点】
- 合成速度が約2倍に改善されました。
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自動アップデート機能が追加されました。
※1:アップデート前に必ず注意事項をお読みください
【解決済みの既知の問題】
- トラック複製時に、複製先トラックでVoice Driveの電源がオフになってしまう問題
- DAWプロジェクト上で従来の「Piapro Studio NT」とEarly Access版「Piapro Studio NT2」を同時に立ち上げてDAWプロジェクトを保存すると、次にDAWプロジェクトを起動した時に「Piapro Studio NT2」または「Piapro Studio NT」が立ち上がらなくなる問題
- テンポ情報のあるMIDI読み込み後、テンポが範囲選択や消しゴムツールでの削除などできなくなる問題
- ピッチ付きノートを「テンポが速い範囲」に移動して、「undo(元に戻す)」または再度「テンポが遅い範囲」へ移動するとフリーズする問題
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Automatic Controlの「自動子音長調整」がオンの状態で、近接するノートの自動接続を切るためにノート間にsil / asp / brを打ち込むとクラッシュする問題(一時対応)
※2:アップデート前に必ず注意事項をお読みください
【その他解決した問題】
■表示系の問題
- 複数選択したオートメーショントラックを並び替えると表示がおかしくなる問題
- 参照元が不明な状態のオーディオリージョンを移動すると表示がおかしくなる問題
- オーディオ書き出しウィンドウのファイル名のテキストボックスで特定の文字列を入力した場合、テキストボックス内をクリックしている状態でないと一部の文字が表示されない問題(Macのみ)
■操作系の問題
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保存後のppsfファイルを再読み込み後、子音長を変更していたノートで「Auto Ctrl」の「子音長に適用」を一度ONにしてからキャンセルすると、子音長が元に戻らない問題
※3:アップデート前に必ず注意事項をお読みください - ピアノロール上から子音長を調整した場合に、「Auto Ctrl」の「子音長に適用」から自動でチェックが外れない問題
- 拡大率によって、同一音高のノートのみを範囲選択できない問題
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Automatic Controlで付与されるビブラートがWindows、Mac間でわずかに異なる問題
※4:アップデート前に必ず注意事項をお読みください - テンポチェンジを含むソングで、ピアノロール上の子音長を直接編集しようとすると意図しない長さに変更されてしまう問題
- オートメーションを書き込んだ後に「オーディオファイルの書き出し」ウインドウを開くと、「書き出し対象トラック」内のチェックが全て外れた状態になる問題
【注意事項】
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※1
GarageBandの仕様により、自動アップデート機能がONの状態で「Piapro Studio NT2」をプラグインとして起動すると、GarageBandがクラッシュしてしまう問題が確認されております。この問題を回避するため、GarageBandでのご使用時には自動アップデート機能がOFFになっております。【GarageBandをご利用の場合のアップデート方法】
GarageBandをご利用の場合は、以下のいずれかの方法でアップデートをお願い申し上げます。1. SONICWIREのサポート情報ページより最新版をダウンロードください。
2. Piapro Studio NT2をスタンドアロン版として起動し、アップデートの有無をご確認いただき、スタンドアロン版からの自動アップデート機能をご利用ください。 -
※2
本問題の正式な解消にお時間をいただく必要がございましたため、一時的な対応を行いました。この修正に伴い、・近接するノートの自動接続を切るためにノート間に挟まれた、sil,aspの前方に、隣接しているフレーズがある場合、ピッチラインの表示が消失し、本来と異なるピッチとなってしまうことがある問題
・近接するノート間に極めて短いbrが挟まっている場合、前後のピッチラインの表示が本来と異なるピッチとなってしまうことがあり、その後の操作でクラッシュする可能性がある問題が新たに発生しております。【対処方法】
本問題を回避するため、以下の手順を踏んでいただくことを推奨いたします。1. 赤色のピッチラインが見えなくなってしまうような配置で、sil,aspの前方に隣接しているフレーズがある場合
→ スナップ機能をオフにした上で、silまたはaspノートと、前方に隣接しているノートとの間に、僅かに隙間ができるよう、ノート長を調整する2. ノート同士が近接している状態で、ピッチラインの表示がおかしくなるような状態で極めて短いbrが挟まっている場合
→ このような配置となっている場合、その後のノート操作などでクラッシュする危険性が高いため、短いbrノートを削除する -
※3
本修正に伴って『ピアノロール上から子音長を調整した場合に、「Auto Ctrl」の「子音長に適用」からチェックが外れない問題』が合わせて修正されたため、0.9.1.0バージョンで制作したプロジェクトをアップデート後のPiapro Studio NT2で開いた場合、「子音長に適用」がONの状態のままのノートについては子音長が再度推定され、自動的に置き換わる可能性がございます。【対処方法】
制作途中のデータがある場合は、作品の完成までアップデートの適用をお控えください。やむを得ず「Piapro Studio NT2」をアップデートする場合は、既存の.ppsfソングファイルにおける子音長を維持するために、アップデート前に以下の作業を行っていただくことを推奨いたします。1. 子音長を手動調整したノートを選択してください。(全ノートを選択せず、該当するノートのみを個別に選択するようご注意ください。)
2. 「ノートの設定>Auto Ctrl」から「子音長に適用」をOFFに設定します。
3. プロジェクトを保存します。
4.その後、今回のPiapro Studio NT2のアップデートを行います。 -
※4
本修正に伴い、旧バージョンで制作した.ppsfソングファイルをアップデート後のPiapro Studio NT2で開いた場合、ビブラートがわずかに変化する可能性がございます。
以前と同じビブラート設定を再現するためには、手動で調整が必要になる場合がございます。制作途中のデータがある場合は、作品の完成までアップデートの適用をお控えいただくようご検討をお願いいたします。
開発チームでは、今後もアップデートや機能追加とおよび改善を続けてまいります。
どうぞよろしくお願いいたします。