それぞれの歌手の行を、ダブルクリックする、または選択してリターンキーを押すと、
選択されているトラックに、その歌手が設定されます。

※Piapro Studioでは、各種設定ウィンドウの「外側」をクリックすることでも設定が反映される動作となっています。設定内容を変更せずキャンセルしたいときは、設定ウィンドウタイトルバー右の「×印」をクリックするか、ESCキーを押してください。

歌手には「言語」の区別があることに注意してください。日本語の歌手を設定してあったトラックを英語の歌手に変更した場合、歌詞の発音記号の言語ごとの解釈が異なるため、正しく発声しなくなります。

右クリックメニューで「歌手の編集」を選択すると、「歌手エディター」モードに変わります。

歌手エディターでは、
・歌手名
・歌手のパラメータ（BRE/BRI/CLR/GEN）
をクリックすると、テキスト入力モードになりそれぞれを編集することができます。

[OK] ボタンをクリック、またはリターンキーを押すと、編集結果が反映されます。

ひとつのVOCALOID歌声ライブラリに対し、異なるパラメータを持った複数の「歌手」を複製して作成することができます。

右クリックメニューで「歌手の複製」を選択すると歌手が複製されます。
また「歌手エディター」モードでは、「歌手の複製」ボタンを押すことでも複製が可能です。

＜複製された歌手の例＞

このように複製した歌手を歌手エディターで編集し、同じVOCALOID歌声ライブラリの、異なったキャラクターを持つ歌手を作成することができます。

右クリックメニューで「歌手の削除」を選択すると歌手が削除されます。
また「歌手エディター」モードでは、「歌手の削除」ボタンを押すことでも削除が可能です。

※この操作はアンドゥ（やり直し）ができませんのでご注意ください。
※ただし「削除」といっても、元のVOCALOID歌声ライブラリが削除されるわけではありません。
　単にライブラリに対する名称とパラメータ情報のセットが削除されるだけですのでご安心ください。

※なお、ひとつのVOCALOID歌声ライブラリには、最低ひとつの「歌手」が必要であるため、
そのライブラリの “最後の” 歌手は削除できません。
※また、「VOCALOID Editor の “マイシンガー”」（後述）も削除することはできません。

歌手リスト上部の検索フォームから、お探しの歌手を検索することができます。

検索フォームの右端にある「Ｘ」ボタンをクリックすると、検索がリセットされます。

違うPC環境で作成されたVSQXファイルやppsf形式ファイル、ホストアプリケーションのソングファイルなどを開いた場合、歌手リストの中に ＜Imported Singer＞ という歌手が表示される場合があります。

“Imported Singer” とは、「お使いのPC内に存在していない、別のパラメータを持った歌手」であり、編集中のソングデータにだけ保存されている一時的な歌手のことです。

この歌手は、別のソングデータや、別のppsfファイルを開いたときには、歌手リストには現れなくなります。

※YAMAHA製VOCALOID Editorでは “アクティブシンガー” と呼ばれています。

他のユーザーとファイルを交換した場合、その中に含まれていた “Imported Singer” が気に入ったので自分でも常に使いたい、という場合には、その歌手をご自分のシステムに「登録」することができます。

“Imported Singer” を選択し、右クリックメニューで「システム歌手に登録」を選択すると、その歌手がユーザーの環境に登録され、次回からは常に歌手リストに表示されるようになります。

右クリックメニューで「デフォルト歌手に設定する」を選択すると、次回から新規トラックを作成した際に初期状態でセットされる歌手になります。よく使う歌手をデフォルト歌手に設定しておくとよいでしょう。

※デフォルトの歌手は「Piapro Studioの設定」ウィンドウでも設定できます。

YAMAHA製の VOCALOID Editor (Tiny VOCALOID3 Editor, VOCALOID3 Editor, VOCALOID Editor for Cubaseなど) では、カスタマイズした歌手を “マイシンガー” と呼んでいます。
Piapro Studioでは、これらVCOALOID Editorで作成したマイシンガーを読み込むことができます。

右クリックメニューで「VOCALOID Editorのマイシンガーを表示」を選択すると、歌手リストに VOCALOID Editorのマイシンガーが表示されます。

※VOCALOID Editorでマイシンガーを作成していない場合は表示されません。
※VOCALOID Editorのマイシンガーを編集・削除することはできません。

※もしこれらマイシンガーのうち、よく使うものがあるようでしたら、その歌手を複製し、システム歌手として登録しておくとよいでしょう。